
山あいの静けさに包まれた集落の奥に、ひっそりと佇むパンカフェ「ココペリ」。古民家を改装した店内には、焼きたてパンの香りと、棚田を渡ってきた風がやさしく流れ込みます。
車を走らせて山をのぼっていくと、ふっと視界が開ける瞬間があります。 棚田が重なり、その奥にぽつんとある古民家。その一角が、ココペリが大切にしてきた“山の上の時間”のはじまりです。
ただパンを買いに来るだけではなく、「その日の光」「風の匂い」「まわりの音」までも味わえる場所。訪れる人がみんな、それぞれのペースで過ごして良いと思える余白があります。
旅行の途中でも、ふらりとドライブがてらでも。ココペリは、美咲町らしい“自然と暮らしが近い体験”ができる小さな入口です。
山の上に佇むパン屋「ココペリ」

静かな集落にとけこむ、小さな古民家パンカフェ
美咲町の山あい、静かな集落の道を進んだ先に現れるのが「ココペリ」。古民家を丁寧に手入れしてつくられたパンカフェは、昔からずっとそこにあったかのように風景になじんでいます。
はじめて訪れても不思議と落ち着くのは、建物そのものが持つ“生活の気配”。外観は素朴でありながら、扉を開くと小さな厨房からパンの香りがあふれ、ほっとするあたたかさが迎えてくれます。
町の人気店でありながら、せかされる空気はありません。 自分のペースでパンを選び、席を探し、棚田を眺める。そんな過ごし方が自然とできる場所です。
国産小麦の香りが広がる、やさしいパンづくり

ココペリのパンは、国産小麦と天然酵母を使った、素材の香りがしっかり伝わる味わい。 焼きあがったパンが棚に並ぶとふわりと香りが広がり、店内の空気がさらにやわらかくなります。
ハード系のパンは外がパリッと香ばしく、中はもちっと。子どもでも食べやすい丸パンや、おやつ感覚で楽しめる甘いパンも揃っています。
パンそのものがおいしいのはもちろんですが、“山の上で焼かれている”という環境が、味わいにさらに奥行きを与えてくれます。
棚田の絶景と、古民家で過ごすゆるやかな時間
光と風が通り抜ける店内の心地よさ光と風が通り抜ける店内の心地よさ

古民家の窓から差し込む光はやわらかく、パンを置いた木のテーブルをゆっくり照らします。
山の上ならではの静けさがあり、遠くで鳥が鳴く声や、風が木々を揺らす音が自然と耳に入ってきます。
店内に座ってパンをかじるだけなのに、なぜか“ひと休み以上の時間”が流れていく――。ココペリにはそんな不思議な心地よさがあります。
テラス席から眺める棚田の広がり

テラスに出ると、美咲町を代表する棚田が大きく広がります。田んぼの段々が光を反射してきらきら輝き、季節によってまったく違う景色を見せてくれます。
春はやわらかな緑、夏は深い緑、秋は黄金色。冬は、静けさの中で凛とした表情を見せます。
パンひとつを片手に、この風景を眺める―― 。それだけで遠くまで来たような満足感が生まれます。
パンとともに“山里の暮らし”を味わう体験


季節の色・音・匂いがそのまま日常になる場所
ココペリはパン屋でありながら、どこか“暮らしの入口”のような場所でもあります。
訪れるたびに違う匂い、違う風の温度、違う景色。その変化を楽しみながら過ごす時間が、自然と自分のリズムを整えてくれます。忙しさの中では見落としてしまうような季節の変化が、ここではゆっくり実感として胸に残ります。
ココペリが教えてくれる“暮らしの入り口”
“生活の音・風・光” は、ココペリを表す大切なキーワード。 パンだけを買って帰るのではなく、この山里の空気ごと味わえることが、ココペリの魅力です。
パンの香り、風の音、棚田の色。 そのすべてが、この場所に流れる“暮らしそのもの”につながっています。 ここで過ごす時間がきっかけで、「こういう場所で暮らすのも素敵だな」と思う人がいるのもポイント。
宿「OTO」とつながる、山里の24時間

ココペリのパンが朝食になる、宿泊との組み合わせ
近くにある宿泊施設「Oto」では、ココペリのパンが朝食になる日もあります。夕方にチェックインし、夜の静けさを味わい、朝はココペリのパンとコーヒーで一日をはじめる。
そんな“山里の24時間”を過ごせるのも、美咲町ならではです。
星空・朝日・棚田…泊まるから見える風景
泊まることで気づく魅力もあります。夜には満天の星が広がり、朝日が棚田を金色に染めます。
ココペリだけでは見られない景色、宿だからこそ体験できる時間が、訪れた人の心にそっと残ります。
店舗情報
イートイン:店内とテラス席

